blog

手直し

 

11月 某祝日  晴れ

待っていた都バスがバス停に入ってきた時、見かけなくなったと思い込んで、しかも先のブログに見かけなくなって懐かしんだ話など書いていた2本の国旗がバスの前面に交差されていたのでおのれの物事の見て無さ加減にまたびっくりする。
一緒に懐かしんだ友人の住む横浜市はバスに国旗をつけなくなって久しいもよう。


11月 某日  晴れ

数日前に買った、経箱を持つ童子形の銅像が可愛らしいので携帯電話でたくさん写真を撮る。
この像は、法隆寺に残る聖徳太子五尊像なかの聖徳太子の弟、殖栗皇子と同じように美豆良を結い経箱を大切そうに掲げている。
撮った画像を殖栗皇子としてsnsを投稿したところ、二人のかたから毘沙門天と吉祥天との間に生まれた五人の王子のうちの末っ子、善膩師童子ではと教えてもらう。
きっと善膩師童子は五人兄弟のうちもっとも賢かった子に違いない。

外来の宗教の受け入れに反対の物部守屋と争う崇仏派の蘇我馬子側についた聖徳太子は、四天王に勝利を祈願し、成就の暁には四天王を安置する寺塔を建てると誓う。
物部氏に勝利後、聖徳太子は四天王寺を建立し、誓いを果たす。

「聖徳太子と四天王信仰は密接で、聖徳太子を多聞天(毘沙門天)に見たて、殖栗皇子の図像を、善膩師童子からとった可能性もある」と言うメールも学芸員のかたからいただき、ほんの少し浮かばれる。