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食べ頃


 1月 某日  晴れ

休日だった今日の一日を振り返る。
スーパーでアボガドを買おうとしたら、どれも青くてこちこちにかたい。
かたくても切ると意外にも実が黒くなっていてがっかりすることもある。
そばでバナナの値札貼り作業?をしている店員の男性に、明朝食べ頃になりそうなものを選んではもらえないかとお願いしてみた。
ひとつひとつのアボガドをにぎり微妙な感触を確かめて、勝ち抜き戦のようにして選び出したものを私の買い物かごに入れてくれた。
「これが比較的いいと思いますが暖かいところに置いていてもまだ硬かったら衝撃を与えてください」と言われてびっくりする。
アボガドに衝撃をあたえるとは私にとって初耳だ。
何かでぶつ、、と言うことなのだろうか。
衝撃をあたえる勇気がでないので精いっぱい暖かなところに置いていたのだが、寝る前になってもアボガドをぶったり投げつけたりする自分の姿が思い浮かんできて神経のすみのところが休まらないような感じがしている。

(正式にはアボカドだけど私はアボガドと呼ぶ)