2016.11/22
策
11月 某日 晴れ
移転先の内装がほぼできてきた。
『室内のもつ性格を感じとり、なるべく作り込まずにさっぱりと』を、モットーに工事内容を考えて、仕上がりが見えてきた室内は、、、
いささか動揺する。
こ、これは、、、
古びた普通の事務所が、ただ真新しくなったようなだけである。
少しは骨董屋さんらしく見えるよう、越してきてから工夫することにする。
11月 某日 雨
越してきてから工夫する、と気をとりなおそうとはしたものの、まんじりともせずに夜があける。
自宅の室内にさがっているいくつかの電傘をやにわにコードごとぬきとり現場に持ち込む。
灯ると、ほんのりとではあるが骨董屋っぽくなった(ような、、)。