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食べ頃 2


(正式には「アボカド」だけど私は「アボガド」派だ)


自宅近所のスーパーでは買って帰ったアボガドが傷んでいた場合、そのレシートを持っていくと交換してくれる。
食べ頃のものを吟味したつもりでも、5〜6回に1度の割合で、なかが変色したものを買ってしまう。
先日も黒いものを選んでしまった。
次回スーパーに行けるのは1週間くらい後なのでレシートだけでは証拠が弱いと思い、切ったアボガドの断面をスマートフォンで写真に撮っておいた。
後日スーパーに寄れた折、アボガド交換で何となくは顔見知りの売り場の男性店員にレシートと写真を見てもらうと、「お手数おかけしましたので」と言って、傷んでいたひとつに対して2個くれた。
せっかく取り替えてもらったのにまた傷んでいたらと心配したが、ふたつともきれいな実だったので喜んだ。
その流れをアボガド嫌いな知人に話したら、
「きっとアボカドって呼ばれてる」
と言われた。
私だってずっと前からそんな気がしている。

昨今は、消毒をした手でとは言え食べ頃のアボガドを選ぶためにひとつひとつ触ることは遠慮がちになるが失敗しないためには仕方がない。
美味しいのが食べたいし、アボガドの苦情を言う客だとスーパーの人に思われたくない。