2020.4/15
修二会 その三
4月 某日 晴れ
修二会その三を書くには日が経ち過ぎた。
見た光景は4月の終わりの緩んだ空気に覆われているようで思い出しにくい。
たくさん撮ったつもりでいた写真は断片的で少なかった。
見落としていたり見間違いがあるかもわからない。
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0:44
0:46
気がつくと神官のような装束の人達が現れていた。
その人らは石段を上がり、二月堂の南出仕口の外で待機しているもよう。
その後しばらく何も起こらない。
1:00
雅楽の奏者がテントの下の席につく。
1:02
ライト消灯。
その後しばらく何も起こらない。
1:28
境内を囲む樹々は大きな結界のよう。
1:39
螺貝が吹かれると雅楽の演奏が始まり、道を照らす役目の童子を先頭に、練行衆と先程の神官のような人らが石段を降りる。
出堂した練行衆は全員ではなさそうだ。
神官のような人らのうち、香水を入れるのであろう桶を天秤棒で担ぐ二人だけが練行衆に続いて閼伽井屋に入る(ように見えた)。
皆が入ると演奏はすぅ、と消えるように止まり、パチパチと篝火の燃える音だけになった。
閼伽井屋の中で行われている、香水を汲み上げる秘儀の気配を感じている、と自分に暗示をかけるとすぐその気になる。
自分のいるところからは中の音などは全く聞こえない。
気がつくと、神官のような人達が整列していた。
桶を担いだ二人もいる。
と、いうことは、香水が閼伽井屋から運び出されたところを見ていなかった。
再び奏楽が始まる。
その光景は神事のようだ。
1:50
二月堂に運び上げるとまたひと時静かになる。
これを三回繰り返す。
1:56
2:03
三度目の汲み上げ。
2:16
気がつくと、道を照らす役目の童子がたっている。
練行衆が閼伽井屋から出てきて二月堂に戻る。
2:18
この後、堂内で勤行が再開。
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来年も見学する意気込みだ。