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ビーズ


青花の骨董祭りでは、たくさんのお客さまにお会いすることができ、よい時間をいただきました。
どうもありがとうございました。
こちらの準備不足から、いたらないこともありましたが今後気をつけます。
どうぞよろしくお願いいたします。


6月   某日   晴れ

昨日までの3日間の催事を終えて、朝から店でいろいろなことを片付ける。
ちょっと大仕掛けな感じで恥ずかしいのだが、草友舎は店内の陳列棚をすべて催事会場に運び込むので搬入搬出は引越しのようなさわぎになる。

催事は賑やかだった。  
自分の店に戻ってきて雑多な仕事にとりかかりだしても、まだ気持ちが昂ぶっている。
そこでここは、テンポのゆったりとした短調の曲にひたりこころを鎮めようと、手持ちの音楽のなかからフォーレのパヴァーヌ(私のは合唱付き)を選び、リピート設定させて店内にながしはじめた。
パヴァーヌを存分に聴いて満足してきたのに、なんとなく他の曲に変えることもせず、こまごましたことまでおおかた片付いた時にはすっかり日も暮れていて、気持ちは鎮めをとおりこして沈んでいた。

都合8時間以上同じ曲を聴いていたことになる。
短調の効き目がすぎたようである。


6月  某日       晴れ

ばらばらになっている古墳時代のガラス玉を紐に通して繋げようかと箱のなかをながめる。

パヴァーヌの合唱の幻聴がきこえる。
ガラス玉は繋げるには数が少ない。
孤独な遊びにふける。


星座づくり。